孤独なバッタが群れるとき〜『バッタを倒しにアフリカへ』 エピソード1〜

『呪術廻戦』芥見下々先生おすすめ!
21万部突破の『バッタを倒しにアフリカへ』の前日譚である名著(第4回いける本大賞を受賞)が新書で登場!
農作物を食い荒らすサバクトビバッタに関する研究成果に加え、若き研究者の苦悩と挫折と成長がユーモア溢れる文体で綴られる。

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コメント

  1. user より:
    孤独なバッタが群れるとき 『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード

    あれ、この本、東海大出版で出ていた(らしい)やつだな、『バッタを倒しに~』でモーリタニアのフィールド初日の様子はここにかいてある、と説明されていたな、と思い、手に取る。

    ※その時点では、表紙のキャラクター(!

    )には気づいてなかった。

    読み始めてから、作者のまえがきに納得。

    たしかに本書はこってり味。
    素人あてに広く浅く読みやすい作風だった『バッタを倒しに~』とは対照的だった。

    でも本人が、疑問、実験の手順を考える、師匠に相談、思いつき、実験、結果、考察、師匠に相談、工夫、実験、考察、と繰り返す様子が本当にたのしそう。

    相変わらずユーモアあふれ、チャレンジ精神も旺盛、そして謙虚。

    研究者とはタフだなあと思う。

    師匠が、前野さんの論文へのライバルの反撃というか屁理屈に対して、「じゃあ次の論文で息の根止めて完全に沈黙させてやるよ」的なことを仰っていてカッコ良かった。

    そのライバルとも別に共同研究もしなくもないし、人間関係は良好ぽい。

    登場する先行論文がなかなか古くて(19世紀のものまで出る!
    )、このジャンルの歴史と、生物相手の学問の時間の流れをおもった。

    パナマ旅行、面白かった。

    バッタの餌やりは大変ですね。

    専門的な話が続くけど、論理は明快なので読むのには困らない。

    素人の私からみれば、へーー、こういうことを疑問に思うんだ?それで実験しても毎回この結果が出た理由はこれ、それともこれ?とずっと深みに入っていくんだなあ、果てしない…と思った。

    余談だけど、これを書くために、スマホの変換に、前野、といれただけで、ウルド浩太郎、とサジェスト欄に出てきてびっくり。
    すごいなあー。

  2. user より:
    孤独なバッタが群れるとき 『バッタを倒しにアフリカへ』エピソード

    あれ、この本、東海大出版で出ていた(らしい)やつだな、『バッタを倒しに~』でモーリタニアのフィールド初日の様子はここにかいてある、と説明されていたな、と思い、手に取る。

    ※その時点では、表紙のキャラクター(!

    )には気づいてなかった。

    読み始めてから、作者のまえがきに納得。

    たしかに本書はこってり味。
    素人あてに広く浅く読みやすい作風だった『バッタを倒しに~』とは対照的だった。

    でも本人が、疑問、実験の手順を考える、師匠に相談、思いつき、実験、結果、考察、師匠に相談、工夫、実験、考察、と繰り返す様子が本当にたのしそう。

    相変わらずユーモアあふれ、チャレンジ精神も旺盛、そして謙虚。

    研究者とはタフだなあと思う。

    師匠が、前野さんの論文へのライバルの反撃というか屁理屈に対して、「じゃあ次の論文で息の根止めて完全に沈黙させてやるよ」的なことを仰っていてカッコ良かった。

    そのライバルとも別に共同研究もしなくもないし、人間関係は良好ぽい。

    登場する先行論文がなかなか古くて(19世紀のものまで出る!
    )、このジャンルの歴史と、生物相手の学問の時間の流れをおもった。

    パナマ旅行、面白かった。

    バッタの餌やりは大変ですね。

    専門的な話が続くけど、論理は明快なので読むのには困らない。

    素人の私からみれば、へーー、こういうことを疑問に思うんだ?それで実験しても毎回この結果が出た理由はこれ、それともこれ?とずっと深みに入っていくんだなあ、果てしない…と思った。

    余談だけど、これを書くために、スマホの変換に、前野、といれただけで、ウルド浩太郎、とサジェスト欄に出てきてびっくり。
    すごいなあー。